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知財みちしるべ:最高裁の知的財産裁判例集をチェックし、判例を集めてみました

争点別に注目判決を整理したもの

特許庁手続

◆平成18(ネ)10008 損害賠償請求控訴・同附帯控訴事件 特許権民事訴訟 平成21年01月14日 知的財産高等裁判所

  特許の登録ミスに基づく国賠請求事件です。最高裁で破棄差し戻しとなった事件についての判断です。知財高裁は鑑定書の計算手法を信用できると認定した上、寄与率を考慮して、約2000万の賠償額を認定しました。
  「鑑定の結果によれば,上記(1)の本件発明にかかる本件特許権を含むFS床版事業について,本件発明の技術的位置付け,本件特許権の経済性及び市場性の観点からの位置付けについての検討を踏まえて評価すると,3億3000万円という評価額が得られることが認められる。この点についての鑑定書の記載の概要は,次の(3)ア〜ウに示すとおりのものであって,その推論過程の概要は,本件特許権を先行技術と対比し,FS床版事業への本件特許権の活用について見た上で,本件特許権を含むFS床版事業の価値評価を種々の評価法により検討して,結論を導いたものであり,その検討過程は合理的なものと認められるから,この鑑定の結果については,高い信用性が認められる。」

◆平成18(ネ)10008 損害賠償請求控訴・同附帯控訴事件 特許権民事訴訟 平成21年01月14日 知的財産高等裁判所

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